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「ブラッド・ダイヤモンド」。

「ブラッド・ダイヤモンド」。

これは今なお実在する「紛争ダイヤ」と呼ばれるダイヤの闇を描いた映画。
ストーリーはフィクションだとしても、当時シエラレオネで実際に起こっていた
出来事だということが観終わった後、とても心に重く残った。
映画の背景となっている1999年アフリカのシエラレオネでは98年から
内戦が激化し、反政府組織RUFの残虐行為が激化。
子供の手足をナタで切断するとう事件が相次ぎ、少年はさらわれて「少年兵」
に仕立て上げられました。RUFは残虐行為を少年兵にやらせていて
麻薬を与え、洗脳して残虐行為に走らせていたそうです。
これは、映画の中でも描かれていましたが映画を観た後に調べてみたら
本当に同じようなことが行われていたことに驚きました。

「紛争ダイヤ」はRUFが武器を得るための財源。
元々の内戦は民族対立だったようですが、結果民族対立というよりは
ダイヤの利権をめぐる争いになっていったようです。
そして、巻き込まれ犠牲になった多くは全くダイヤとは無縁の人々。
現在、ダイヤモンド業界はキンバリー・プロセス認証制度(KPCS)と呼ばれる
ダイヤモンド原産地証明スキームを策定し、こうした紛争ダイヤモンドの市場
での流通に歯止めをかけようとする試みが行われており、99%は
「紛争ダイヤ」ではないといわれています。
ですが、実際のところまだ「紛争ダイヤ」は流通しているというのが事実の
ようです。

映画「ブラッドダイヤモンド」に話を戻すと
かなり久しぶりにディカプリオの映画を観たのですが
この映画の彼はすごくよかった。太ってるけどね。
ソロモン役のジャイモン・フンスーもちょっとした嘘をつくのも躊躇する
真面目で正直なキャラクターを上手く演じてました。
私はすごく好きなタイプの映画です。

私のようなまったく「紛争ダイヤ」のことなど知らない人間に
「紛争ダイヤ」や「シエラレオネ」について調べてみよという気を起こさせた
という意味でもこの映画の持つ役割は大きいと思いました。
まあ、ダイヤを買う機会もないんですけどね。

【ストーリー】
1990年代後半のアフリカ、シエラレオネでの激しい内戦を描いた
社会派アクション映画。
“ブラッド・ダイヤモンド”というダイヤモンドの不正な取引をめぐって起きる
不毛な争いをサスペンスフルに描く。元傭兵の密売人にレオナルド・ディカ
プリオやり手の女記者にジェニファー・コネリー、家族を愛する漁師役には
実際にアフリカ出身のジャイモン・フンスーが扮し、緊迫感あふれる迫真の
演技でみせる。地域紛争が激化する“ブラッド・ダイヤモンド”の現実問題に
言及した内容について米国務省が批判したことでも話題となった問題作。

ダイヤの密売人であるダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)は
大なピンク・ダイヤを隠し持つソロモン(ジャイモン・フンスー)という男の存在
を知る。一方、ジャーナリストのマディー(ジェニファー・コネリ)は、反政府組織
“RUF”の資金源となっている“ブラッド・ダイヤモンド”の真相を探っていた……。



by wasahana | 2007-04-15 14:54 | MOVIE

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